リン酸チタニルカリウム (KTiOPO4 または KTP) KTP は、特に出力密度が低レベルまたは中レベルの場合に、Nd:YAG およびその他の Nd ドープ レーザーの周波数 2 倍化に最も一般的に使用される材料です。現在まで、KTP を使用したエクストラおよびキャビティ内周波数 2 倍の Nd: レーザーは、可視色素レーザーおよび同調可能な Ti: サファイア レーザーおよびそれらの増幅器の好ましい励起源となっています。これらは、多くの研究や産業用途にとって有用なグリーンソースでもあります。
KTP は、青色光を生成するための 0.81µm ダイオードと 1.064µm Nd:YAG レーザーのキャビティ内混合や、赤色光を生成するための 1.3µm の Nd:YAG または Nd:YAP レーザーのキャビティ内 SHG にも使用されています。
独自の NLO 機能に加えて、KTP は LiNbO3 に匹敵する有望な EO 特性と誘電特性も備えています。これらの有利な特性により、KTP はさまざまな EO デバイスにとって非常に便利になります。
KTP は、高い損傷しきい値、広い光帯域幅 (>15GHZ)、熱的および機械的安定性、低損失などの KTP の他のメリットを考慮すると、EO 変調器のかなりの量の用途において LiNbO3 結晶に取って代わることが期待されています。 。
KTPクリスタルの主な特徴:
●効率的な周波数変換(1064nm SHG変換効率は約80%)
● 大きな非線形光学係数(KDPの15倍)
● 広い角度帯域幅と小さなウォークオフ角
● 広い温度とスペクトル帯域幅
●高い熱伝導率(BNN結晶の2倍)
アプリケーション:
● 緑色/赤色出力用の Nd ドープレーザーの周波数倍増 (SHG)
● 青色出力用の Nd レーザーとダイオード レーザーの周波数混合 (SFM)
● 0.6mm~4.5mmの調整可能な出力用のパラメトリックソース(OPG、OPA、およびOPO)
● 電気光(EO)変調器、光スイッチ、方向性結合器
● 統合型 NLO および EO デバイス用の光導波路 a=6.404Å、b=10.615Å、c=12.814Å、Z=8
の基本特性KTP | |
結晶構造 | 斜方晶系 |
融点 | 1172℃ |
キュリー点 | 936℃ |
格子パラメータ | a=6.404Å、b=10.615Å、c=12.814Å、Z=8 |
分解温度 | ~1150℃ |
転移温度 | 936℃ |
モース硬度 | »5 |
密度 | 2.945g/cm3 |
色 | 無色 |
吸湿感受性 | No |
比熱 | 0.1737 cal/g.°C |
熱伝導率 | 0.13W/cm/℃ |
電気伝導性 | 3.5×10-8s/cm (c軸、22℃、1KHz) |
熱膨張係数 | a1= 11 × 10-6℃-1 a2= 9 × 10-6℃-1 a3 = 0.6 × 10-6℃-1 |
熱伝導率 | k1= 2.0 × 10-2W/cm ℃ k2= 3.0 × 10-2W/cm ℃ k3= 3.3 × 10-2W/cm ℃ |
送信範囲 | 350nm~4500nm |
位相整合範囲 | 984nm~3400nm |
吸収係数 | a < 1%/cm @1064nm および 532nm |
非線形特性 | |
位相整合範囲 | 497nm~3300nm |
非線形係数 (@10-64nm) | d31=2.54pm/V、d31=4.35pm/V、d31=午後16時9分/V d24=3.64pm/V、d15=1.91pm/V(1.064 mm) |
実効非線形光学係数 | dえっ(II)≈ (d24– d15)罪2クシン2j – (d15罪2j + d24コス2j) シンク |
1064nmレーザーのタイプII SHG | |
位相整合角 | q=90°、f=23.2° |
実効非線形光学係数 | dえっ» 8.3xd36(KDP) |
角度の受け入れ | Dθ= 75 ミリラド Dφ= 18 ムラド |
温度許容範囲 | 25℃・cm |
スペクトルの受容 | 5.6Åcm |
ウォークオフ角度 | 1mrad |
光学的損傷の閾値 | 1.5-2.0MW/cm2 |